アパレルOEM/ODMは自社縫製工場があるテラオエフへ

カテゴリー:アパレルOEM

事例紹介(14)旧正月で工場ストップ。春物トレンチコートを2週間で仕上げて!

 
ご依頼主 人気セレクトショップ向けオリジナルアパレルブランド様
ご依頼内容 旧正月で中国の依頼工場が生産放棄。緊急で量産に対応してほしい
喜んでいただいた点
  • 1. 旧正月を関係なく縫製依頼ができた
  • 2. 仕上がりまでのスピードが迅速だった
  • 3. 細かいディティールでも丁寧に縫製してくれた
エピソード

リミットまで残りわずかで、中国工場が縫製ストップ

1月中旬。取引はまったくない人気のアパレルブランド様から突然のお電話がありました。「日本の縫製工場を探している」と、弊社ホームページをご覧になって、緊急対応希望でお電話いただきました。聞けば、とある中国縫製工場に春物トレンチコートの縫製依頼を年末から動いていたようです。生地も決まり材料はすべて揃った状態。いざ、生産スタートと裁断するタイミングで、その工場が工員の帰省減少とトレンチコートの作業手順の多さにお手上げ状態。このまま作業すると、中国の旧正月に確実にずれ込むので、生産はストップ。かなり限られた時間で作らなければならないと、非常にお困りのお電話がかかってきました。元々のスケジュールより遅れた原因は、サンプル段階でのその品質の悪さに、何度サンプル縫製してもNGを連発で、そのうちに生産スケジュールがずれ込んだようでした。

「量産できないものを量産する」決断力とスピード

初めのお電話で緊急対応依頼と聞いたときは、私たちも前向きでしたが少し躊躇することがありました。理由はトレンチコート。トレンチコートは非常部パーツも多くディティールが複雑、副資材も多く使用します。芯貼りやイセ、伸ばしが各所に必要で、かなりの工程を踏まなければいけません。さらには販売期間が限られており、納期の先延ばしは厳禁というアパレル工場でも扱いが難しいアイテムでした。また、先述の工場でOKが出たサンプル品を見せていただいても、酷く悪い縫製品質でした。「これをどこで売るのですか? 日本国内で?」と思わず口に出す弊社スタッフもいた程です。私たち縫製のプロが見ると原因は直ぐに分かりました。これは複雑なディールのトレンチコートを縫製するような経験豊富な布帛工場で縫製していない、Tシャツやパーカーを縫製するカットソー工場であるとすぐに判断できました。布帛には縫製工程でアイロンが欠かせません。トレンチコートをきれいに仕上げるには、熟練されたアイロンテクニックが必要です。それすら理解できていない縫製技術。日本アパレル業界の常識ではありえない、別世界の製品を、別世界の工場で縫製しているような感覚でした。あまりにもご依頼主様のひどい現状を不憫に思い、弊社も立ち上がりました。そこでまず、自社工場のスケジュールを確認。偶然、納期に余裕のある量産があったので、一度生産をストップさせることは可能でした。また途中放棄した中国の工場が、トレンチコートの材料だけはきっちり準備していた状態だったので、特別緊急対応依頼として全社一丸となって縫製に取り組むよう指揮を執りました。

工場直結だからできる、商談成立5秒後に作業スタート

お話しを伺ってまず始めたのが、生地の収縮率の確認です。このトレンチコートは製品洗いのため、裁断前の型紙パーツに縮率分をプラスしないと行けません。これに間違いがあれば大変なミスです。急ぎの場合であっても丁寧に正確に判断できるよう、弊社ベテランスタッフがチェックを対応しました。翌日の朝にはきっちりとした数字を出し、いざサンプル分の裁断です。昔ながらの洋裁用文鎮を使用し、複雑なパーツをあっという間に裁断していきました。職人が言うには「これが一番きれいに仕上がる」のだそうです。そして、その日のうちに縫製スタート。同時に量産バルク分はCADで縮率を入れ込み、マーキング(型入れ)して待機。サンプル縫製確認後にCAM裁断(自動裁断)へ。旧正月が関係ない弊社の自社直結工場は、当時15名体制で動いていましたが、手が空いた時はパタンナーや弊社社長自らもミシンをフル稼働。芯貼り機も終日稼働し集中的に縫製作業を行った結果、見事ご依頼主様の納期に間に合い250枚を納品。スタートから14日間のスピードでした。ご依頼主様には弊社のスピーディーな対応に非常に感謝いただき、さらには縫製のクオリティーを絶賛していただきました。有り難いことに消費者の皆様の反応も良く、トレンチコート追加の依頼までいただきました。
そこから厚い信頼をいただき、今も継続してご依頼いただける関係性となりました。

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